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「慰安婦」問題は、
 #metooだ。

明日少女隊『忘却への抵抗』パフォーマンス、2018年、ロサンゼルス PHOTO BY Qianwen Jiang

明日少女隊『忘却への抵抗』パフォーマンス、2018年、ロサンゼルス PHOTO BY Qianwen Jiang

世代や国を越えた連帯、シスターフッド

「慰安婦」問題は、昔の話、と思う人が多いかもしれません。
性暴力があった。被害者が声をあげた。しかし、多くの人はその声に耳を貸さなかった。

これは、私たちが日々直面している女性差別の問題とそっくりではないでしょうか。

#metooが広がりをみせ、多くの若者が性暴力の問題に関心を寄せる今、「慰安婦」問題を通した、世代や国を越えた連帯やシスターフッドが広がっています。

過去に起こった「慰安婦」問題、今私たちの生活にある性暴力、そして、世界中で続いている戦時下における性暴力の問題について一緒に考えてみませんか?

明日少女隊 連帯ピンバッジ:Solidarityとは、日本語では連帯と訳され、力を合わせるという意味です。今回のプロジェクトでは、国境や世代を超えて連帯(solidarity)を呼びかけることを目的としているので、このモチーフのバッジを作りました!日本語、英語、韓国語での表記となっています。

明日少女隊 連帯ピンバッジ:Solidarityとは、日本語では連帯と訳され、力を合わせるという意味です。今回のプロジェクトでは、国境や世代を超えて連帯(solidarity)を呼びかけることを目的としているので、このモチーフのバッジを作りました!日本語、英語、韓国語での表記となっています。


漫画『「いあんふ」って聞いたことない?』

↓ 性の多様性やフェミニズムをわかりやすく紹介するウェブメディアPalette に、「慰安婦」についての短い漫画を制作していただきました。


明日少女隊では、「慰安婦」に関するイベント&アートパフォーマンスを東京で企画しています!

詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。

7月8日夜:明日少女隊と話そう!明日少女隊レクチャー&日韓フェミニスト交流会 
9日午後:嶋田美子さんによる「慰安婦」問題を学んで表現するクラス 
9日午後:明日少女隊『忘却への抵抗』パフォーマンス


明日少女隊『忘却への抵抗』パフォーマンス、2019年、ソウル

明日少女隊『忘却への抵抗』パフォーマンス、2019年、ソウル

「慰安婦」とは、

1932年から1945年にかけて日本帝国により強制的に性奴隷にされた何百人、何千人もの少女たちのことです。慰安婦にされたのは、日本人を含むアジア各国の女性、また一部ヨーロッパの女性です。

日本では「慰安婦」問題について深く学ぶ機会がほとんどありません。
その上、「慰安婦」をめぐっては多くの場合、国家間のナショナリズムの議論に結び付けられて報道されます。昔の話で、すでに政治的に解決した問題、という認識の人も多くいます。

明日少女隊には、これまで何度も「慰安婦問題とネットで調べようとしたけれど、どの情報が信用できるのかよくわからなかった」という声も届いています。

実際に、ネット上で「慰安婦」と検索しても、歴史修正主義のもと「慰安婦」の女性の声をないものにしようとする情報などが溢れており、信頼できる情報にたどり着くことが難しい現状があります。

(「慰安婦」の情報についてはこちらのページをおすすめします。)

私たちは、「慰安婦」問題を韓国と日本の間での政治的なかけ引きの道具として扱うべきではないと考えます。

何人もの「慰安婦」サバイバーの女性たちは、ご自身の経験を若者に伝え、また世界中に存在する戦時性暴力の被害者のために活動しています。

彼女たちの究極の望みは、性犯罪を根絶し、彼女たちのような被害者をこれ以上出さないことなのです。

そして私たちの想いも、彼女たちとともにあります。

東アジアの女性たちがどのような経験をしたか、日本軍がどのように女性たちを傷つけてきたのか。

イベントやアートパフォーマンスを通して、私たちが住む国の歴史について、若い世代が学ぶきっかけを作りたいと思っています。


ツイッターでの10代、20代向け「慰安婦」アンケート

6月4日にツイッター上で、「慰安婦」について10代から20代の若者がどう思っているのかを調べるアンケートを実施しました。回答してくれた約180名のうち、8割を超える若者が「慰安婦」問題に興味がある、「慰安婦」について、知らないことを批判されずに安心して学べるフェミニズム講座などの場所が欲しいと答えています。多くの若いフェミニストが、「慰安婦」について興味を持っているにもかかわらず、その若者がなかなか信頼できる「慰安婦」の情報にアクセスできていない実態があるようです。

また、「慰安婦」について語るときの彼女たちの不安は、右翼からのバッシングだけでなく、友人や家族、他のフェミニストからの批判など、周囲からの反応への不安も大きいことがわかりました。

ほとんどの若者は、「慰安婦」について学校で学ぶ機会を得ません。彼女たちが「慰安婦」問題を知らないのは、彼女たちの責任ではなく、大人の責任ではないでしょうか。明日少女隊は、彼女たちが「知らないこと」に寄り添って、一緒に手を取り合って「慰安婦」問題への初めの一歩を踏み出せるような、初心者向けの暖かいイベントやウェブコンテンツの制作に力を入れたいと思っています。

ツイッターのアンケートのリンクはこちら

 

慰安婦について、もっと勉強したい方へ


<ウェブサイト>

『日本軍「慰安婦」ー忘却への抵抗・未来の責任』

<映画>

↓『主戦場』

2019年春、日本で公開中の話題の映画「主戦場」

日系アメリカ人のミキ・デザキ監督が大学院の卒業制作として作った映画。

”映画では、「慰安婦」について「性奴隷ではない」と主張する人たちが「否定論者」と呼ばれる。観ながら戦慄するのは、否定論者たちの「雑」さだ。「日本人は、嘘をついちゃいけないと教えられる。だけど韓国人は違う」というような根拠のない決めつけ。「フェミニスト」は「ブサイク」で、「誰にも相手にされないような女性」と断言してしまう感覚。「慰安婦」の証言を信じられないと言っているのに、証言ですらない「伝聞」を堂々と国会質問に使って悪びれない神経。」”
『主戦場』を観て考えた(雨宮処凛)

 

<元「慰安婦」へのインタビューを中心としたドキュメンタリー映画>

日本でも自主上映がありますので、ネットなどで情報を調べて観てみてください。

↓『オレの心は負けてない -在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい-』 

” 安海龍(アン・ヘリョン)監督が作ったドキュメンタリー映画「オレの心は負けてない―在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい」(2007)は、在日日本軍慰安婦として唯一人、日本政府を相手に訴訟を闘った宋神道さんの人生と裁判過程を扱った。”
「オレの心は負けてない」在日「慰安婦」被害者の宋神道さんが死去

↓『沈黙ー立ち上がる慰安婦』 

沈黙ー立ち上がる慰安婦 公式ホームページ

↓『The Apology』

2016年に公開された映画。カナダ在住のTiffany Hsiung監督による、元「慰安婦」女性やその家族へのインタビュー。
記事:3カ国の慰安婦を映画にしたカナダ人監督

<本>

『日本軍「慰安婦」問題 すべての疑問に答えます。』合同出版

さまざまな内容が、項目ごとにわかれ、資料も含めて詳細に書かれてあります。

「慰安婦」・強制・性奴隷: あなたの疑問に答えます

わかりやすいブックレットで、被害女性だけでなく元日本軍の方の経験も書かれています。

海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う』 岩波書店

明日少女隊のパフォーマンスのロケーションにもなった、ロサンゼルス、グレンデール市の少女像についてなど、海外での「慰安婦」をめぐる論争について。


明日少女隊の「慰安婦」問題を学ぶイベント&アートパフォーマンスへ、たくさんの応援メッセージをいただきました!ありがとうございます!