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回る!フェミブック

このプロジェクトは、フェミニズムに触れたことのない、フェミニスト若葉マークの若者たちのために、1:日本のフェミニストの活動を紹介し、2:若者にジェンダー学の本を手渡すためのプロジェクトです。集めたフェミニズムの本を、展覧会に訪れる若者に「読み終わったら、次の人に回す」ことを条件に、無料で配布しました。

アートの展覧会には、芸術系の大学に通う学生やアーティストが多く来場します。日本の義務教育ではジェンダー学やフェミニズムの授業はありませんし、日本の芸術系の大学でもフェミニズムは、ほとんど学ぶ機会がありません。日本は性差別的なビジュアル表現が公共の場に溢れ、社会問題となって久しいですが、このことと、アートを志す若者がジェンダーの知識に触れる機会が少ないことは、偶然ではないと考えています。

そこで、私たちは、日本全国のフェミニストにインターネット上で声をかけ、ジェンダー学やフェミニズムに関する本の寄付をお願いしました。

すると、100冊を超える、数え切れないほどの本が集まりました!ありがとうございます!

展覧会の会場では、観客は、自由に本を持ち帰ることができます。ただし、「読み終わったら、この本を必要としているお知り合いに回してください。」という注意書きとともに。本の背表紙には、寄付者のフェミニズムの活動を紹介する紙を添えました。

これらの本が、永遠に、若者から若者へと回っていくことを期待して。