『おでんを食べながらフェミニズムの定義について語るピクニック』

A couple months after we launched our change.org campaign, we were informed that Iwanami Shoten, the publisher of the Kojien dictionary, would be making revisions to the definitions of feminist and feminism in the new 7th edition Kojien, anticipated to be published in 2018. We were excited for this news, and began planning some kind of event or action to celebrate it once it was published and the new definitions could be confirmed. We opened the pages of the new Kojien on January 12th, 2018, the day it was out in stores...and had mixed feelings. While there were some positive changes, the negative changes eclipsed them. Our plans to celebrate quickly changed into plans of protest. Iwanami Shoten held an event on January 14th to promote the publication of the 7th edition of the Kojien. TGT held a peaceful protest outside the venue, in the form of an "oden picnic," in part an homage to the young Korean man who held a noodle-eating protest when changes to the definitions of feminism in the Korean dictionary were being discussed. Troop members talked with the visitors about the new definitions, about feminism, and finished off the event by dropping off the petition from the change.org site in a mail box, to be delivered to Iwanami Shoten. This will become an ongoing project until we see definitions in the Kojien that truly reflect the ideas and goals of feminism. 

明日少女隊の、冬空の下でのピクニック!
みんなで、おでんを食べながら、フェミニズムの定義について語りませんか?
みなさん、ぜひお越しください☆

ーーーー日程ーーーー

日時:1月14日日曜日 午後1時から
場所:3331アーツ千代田の庭
1時からおでんを食べながら、フェミニズムやフェミニストの定義について語りました(明日少女隊が「広辞苑 第七版」も持参)
2時すぎに、明日少女隊が集めた署名を入れた封筒を持って、みんなでポストに行き投函しました。

ーーーーなぜ「おでん」なのか?ーーーー

韓国の学生が、辞書のフェミニズムとフェミニストの定義の改訂を求めて、韓国の辞書を発行している国立国語院の建物の前でジャージャーメンを食べるという抗議活動をしたことへのオマージュです。
http://ashitashoujo.com/post/164537975667/korea

ーーーーなぜ「3331アーツ千代田の庭」なのか?ーーーー

1月12日から14日まで、3331アーツ千代田で広辞苑大学が開かれているからです。広辞苑に興味のある多くの方と、お話できればいいなと思っています。

ーーーーピクニックのコンセプトーーーー

明日少女隊では、今年春より、広辞苑の「フェミニスト」と「フェミニズム」の定義の改訂を求めて、広辞苑キャンペーンを続けてきました。
http://ashitashoujo.com/kojien

大変嬉しいことに、広辞苑編集部は、「広辞苑 第七版」では、「フェミニスト」と「フェミニズム」の定義の改訂を行ったとインタビューで回答しました。
http://www.huffingtonpost.jp/amp/2017/10/24/iwanami_a_23253606/

「広辞苑 第七版」は1月12日に出版されました。また、同時に3331アーツ千代田で広辞苑大学というイベントが3日間連続で開催されました。

私たちの、広辞苑キャンペーンの目的は、広辞苑の「フェミニスト」と「フェミニズム」の定義の改訂もさることながら、「フェミニスト」と「フェミニズム」の定義について、語る機会を増やしたいというものでした。

しかし、残念ながら、広辞苑の「フェミニスト」と「フェミニズム」の定義の改訂は、一部のメディアに取り上げていただいたものの、十分に議論されてはいないように思います。

「広辞苑 第七版」の特設サイトには、今回新しく加えられた言葉や、改訂された言葉が一部紹介されています。

しかし、フェミニズムとフェミニストの改訂については触れられていません。
http://kojien.iwanami.co.jp/

私たちは、2017年という、女性問題が世界的に注目された年において、フェミニズムとフェミニストの言葉の定義が再考されたことは、素晴らしいことだったと考えています。

しかし、広辞苑にとって、フェミニズムとフェミニストの言葉の改訂は、誇らしいものではなかったのかもしれないと感じました。

また、広辞苑の女性に対する姿勢にも、疑問を感じることもありました。

その一つは、広辞苑のサイトで、新しく追加された10000項目の一部としてリストアップされている、30人の人名。30人中女性は5人しか選ばれていません。
http://kojien.iwanami.co.jp/feature/#tab2

2つ目は、広辞苑大学の登壇者です。17名中、女性はわずか2人です。
https://kojien-univ.jp/

そして、私たちがオンライン署名で集めた署名を、岩波書店に持っていきたい旨をお願いしましたが、「忙しいので郵送してください」というお返事でした。

私たちは、だんだん、不安になってきました。

このまま、ひっそりと、フェミニズムとフェミニストの定義が変えられ、多くの人がその変更を知らずにいたら、これまでの定義がもたらしていたフェミニズムとフェミニストへの誤解は、引き続き続いてしまうのではないか。。。

岩波書店は、フェミニズムについての本を数多く出版している出版社です。私たちは、これまで、数え切れないほどの岩波書店が発行した本を読んできました。私たちも、岩波書店のファンなのです。

岩波書店を信頼するからこそ、もっと、今回の改訂について語る場を増やしたいと思い、岩波書店の広辞苑大学の会場の前で、ピクニックを開催することにしました。ピクニックのあとは、みんなで署名を投函しにポストにいきました。

これは広辞苑に本当にフェミニズムの理念と目的を反映した定義が載るまで継続していくプロジェクトです。