アート界のセクハラをなくしたい  #NotSurprised「#私たちは驚きません」

美術大学や美術館、ギャラリーにセクハラの定義を書いたビラを配り、
正しい知識を共有してセクハラ被害をなくしたい

その想いから、明日少女隊と honeyhands は、2018年春にアート界のセクハラの問題点について非常にわかりやすく書かれている2つの文章のビラを作り、それを日本の各美術大学に配布するための『アート界の#metoo#私たちは驚きません』のクラウドファンディングを行いました。

その2つの文章とは、ニューヨークのアート業界の女性たちの団体(WANS)が、アメリカの大手アート雑誌の発行人のセクハラ告発に向けて発表した「#NotSurprisedの公式書簡」と「セクシャルハラスメントの定義」です。

おかげさまでクラウドファンディングでは、2018年5月2日から2018年6月13日までに49人の方の支援により 265,000円の資金が集まり、2019年4月までに、日本全国の37校の美術大学と4つの美術系のイベントで配布していただくことになりました。ご支援いただいた方、本当にどうもありがとうございました。

(honeyhandsのプロフィールはページ下)


セクハラは性別にかかわらず起こる被害です。私たちはすべての被害者のために声をあげます。 一方で、日本のアート界にある構造的な性差別により、犠牲者の多くが女性や性的マイノリティーに偏る現状もあります。私たちは、すべてのセクハラ被害者と寄り添うとともに、アート界に長年ある、そのようなシステマチックな性差別について、多くのアート関係者や学生が認識し、全員で被害防止のためのアクションを取れるよう、活動を続けたいと思います。

セクハラは性別にかかわらず起こる被害です。私たちはすべての被害者のために声をあげます。
一方で、日本のアート界にある構造的な性差別により、犠牲者の多くが女性や性的マイノリティーに偏る現状もあります。私たちは、すべてのセクハラ被害者と寄り添うとともに、アート界に長年ある、そのようなシステマチックな性差別について、多くのアート関係者や学生が認識し、全員で被害防止のためのアクションを取れるよう、活動を続けたいと思います。

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東京インディペンデントにも出展しました。

▼ビラの配布にご協力いただいた学校です。ありがとうございます!

美大芸大でのセクハラへの取り組みの見える化の観点から、学校名を記載させていただきました。問題があれば明日少女隊までご連絡ください。

▼ビラの配布にご協力いただいたイベントです。ありがとうございます!

▼プロジェクトへの寄付にご協力いただいた方々。ありがとうございます!

▼声がけをした大学一覧 (9/24現在。ビラの配置を決めてくださった大学は、上のThank you画像を制作しています)

広島市立大学美術学部
愛知県立芸術大学
京都造形芸術大学
京都精華大学
大阪芸術大学
神戸芸術工科大学
成安造形大学
東京学芸大学G類美術
京都市立芸術大学
女子美術大学
武蔵野美術大学
桑沢デザイン研究所
名古屋芸術大学
倉敷芸術科学大学
筑波大学芸術専門学群
日本大学芸術学部
文化服装学院
京都工芸繊維大学
明星大学
九州大学芸術工学部
沖縄県立芸術大学
文星芸術大学
宝塚大学
東京工芸大学
デジタルハリウッド大学
横浜美術大学
東洋美術学校
尾道市立大学美術学部
東北芸術工科大学
静岡文化芸術大学
佐賀大学芸術地域デザイン学部
秋田公立美術大学
東京芸術大学
多摩美術大学
金沢美術工芸大学
東京造形大学
嵯峨美術大学・短期大学
和光大学芸術学科
美学校

▼イギリスからも応援の声 #notsurprised

オクスフォード大学ジャパンソサエティ ( Oxford University Japan Society ) にて、明日少女隊の隊員がレクチャーをした際に、同大学の学生さんが、隊員と一緒に、この『私たちは驚きません(#NotSurprised)』プロジェクトへの応援のパフォーマンスをしてくださいました!

このレクチャーは、イギリスで「日本の女性はフェミニズムの大切さを理解していないのでは?」といった発言を耳にした経験から、『日本でもフェミニスト活動家が色々なかたちで活躍していることを伝えたい』と考えるようになったというオクスフォード大学ジャパンソサエティのヘッドが、私たちをスピーカーとして招待し、実現しました。

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オクスフォード大学の学生のみなさんが、私たちのプロジェクトのために#Notsurprisedを掲げてくださいました。

▼このプロジェクトは、honeyhandsと明日少女隊のコラボレーションプロジェクトです。

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世界のどこからでも参加できるバイリンガル・ウェブマガジン honeyhands
https://www.honeyhandsmag.com/
honeyhandsでは、日本ではまだまだオープンに話しにくいことをさまざまなライターが経験をシェアしています。
例えばフェミニズムやLGBT+、人種・宗教差別、文化の違い、性教育、メンタルヘルスなどの社会問題から日常生活での悩みなど。honeyhandsでしか読めないストーリーをさまざまな形のアートと一緒にお届けしています。誰でも参加できるウェブマガジンです。